前のページで、符は4つの条件を注目すればよいことが分かりました。
刻子や槓子があるか
アタマは役牌かどうか
待ちは悪い待ちか
ツモアガリかどうか
これらの条件とピンフとの関連を見ていきます。
ピンフという役を覚えているでしょうか?
例)ピンフ・テンパイ
メンゼン役である以外にも、いくつか条件があったと思います。
全て順子
アタマが役牌ではない
リャンメン待ち
このような条件を満たして初めてピンフになります。
このピンフの条件の逆をおこなうと、符がつくのが分かるでしょうか?
例えば、アタマが役牌になれば符がつきます。
例えば、カンチャン待ちやペンチャン待ちの形なら2符貰えます。
シャンポン待ちは0符ですが、アガったときに必ず刻子ができますので、刻子の符を貰えます。
このようにピンフの条件から外れれば何かしら符がつくのが分かるでしょうか?
というのも元々ピンフという役は「全く符のない役」というものだったのです。
ですからピンフと異なる形になれば、何かしらの符が貰えるのは当たり前のことだったのです。
しかし、ツモアガリでも2符貰えるはずです。
その場合はどうなるのでしょうか?
ピンフ・ツモは特殊で20符になります。
他の形ではツモアガリに対して2符が貰えますが、ピンフ・ツモに限りツモの2符は貰えません。
先ほど話したとおり、ピンフは符のない役です。
ですから、ツモアガリでも20符だけという決まりになっています。
20符になるのはピンフ・ツモだけです。
他の形が20符になることはありません。
ピンフのロンアガリは30符になります。
メンゼン・ロンで増える10符はあくまでも基本の符の中に含まれていると考えてください。
鳴いてピンフの形だった場合はどうなるのでしょうか?
例)タンヤオ・三色のテンパイ
ロンアガリの場合、全く符のない形になっています。
またメンゼンでもないので、メンゼン・ロンで貰える10符もありません。
このままでは20符になってしまいますが、特例で30符になります。
あくまでも20符はピンフ・ツモだけで、他の形では20符にならない決まりになっているのです。
ツモアガリの場合はツモの2符が貰えます。
基本符の20符に2符加えて合計22符、切り上げて30符になります。
20+2=22→30符
というわけで、食いピンフ形はロンでもツモでも30符なります。
食いピンフ形・ロンは特殊なルールが適用されます。